本工法は、溶融メッキ工法とは異なり噴射スプレー法により、塗装感覚の皮膜形成が可能で、皮膜の厚さを増すだけで、防食期間の延長が容易に実現できます。 金属塗装専用電源で噴射エアーを利用して発生させた減圧雰囲気の中で、金属ワイヤーをアーク放電によって瞬間的に溶融液状させます。エアーの流速だけで高速噴射(250m/sec)により鋼材表面に密着強さ300kg/cm2(垂直引張力試験)以上に付着させます。皮膜形成時の温度は低温であるため、熱による歪みが発生しません。 表面除せい度(Sa2.5)程度のブラスト後、アーク溶射を行い金属皮膜を形成し、表面は適当な粗さを持ち密着性に優れ、様々な塗料で上塗りができます。
本工法の原理は、亜鉛やアルミニウムなどの鉄に対しての陽極金属が、温度のある鉄表面に付着させると防食電流が流れ、鉄表面の局部電池から出る腐食電流が打ち消され、鉄をサピから電気化学的に防止します。これは確立された実証理論です。塗料の塗装防食にはこんな働きはありません。このように、防食金属は自己犠牲の効果によって鉄をサビから電気化学的に守るため、鉄にコーティングされた金属塗装膜がなくなるまで鉄をサビから守ります。従って、アーク放電金属塗装の膜厚(80μm〜250μm)によって、20〜80年防食もできるのです。
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